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ぎっくり腰とは? 予防&再発防止

2019-03-11 [記事URL]

寒い時期や季節の変わり目に発生する可能性が高くなるぎっくり腰ですが、
自分は大丈夫と考えて油断しないようにしましょう。

発症する要因として考えられことは様々ありますが、最大の要因として考えられるのは疲労の蓄積です。
そして体が疲労する原因として考えられることは、特に運動・食事・睡眠・ストレスの4つ。

まず運動ですが、仕事や日常生活の影響によって、ほどよく体を動かす運動をすることが非常に難しくなっているという方は多いと考えられます。その為、運動不足により体の循環が悪くなって疲労してしまいますし、逆に運動をしすぎて体に疲労が蓄積してしまうこともあります。

次に食事内容の悪さですが、それにより胃腸や肝臓などが疲れて、それをかばって体が歪み腰の調子が悪くなることもあるのです。
どのような食事をするかも重要ですが、寝る前にたくさん食べると内臓に負担がかかるので、食べる時間も非常に大切になるのです。

睡眠は時間が長い短いということも大事なポイントですが、何よりも重要になるのは寝る時間帯で、できる限り22時から夜中の2時までの時間は睡眠をとるように心がけることです。
この時間帯は成長ホルモンの働きが活発になって、体の疲労は回復されることにつながるのです。

このように腰の好調不調を左右するカギは日常生活の中にあって、それが大きく影響しているということをしっかりと認識しておく必要があります。

ぎっくり腰の正式な病名は急性腰痛症で、欧米では魔女の一撃と呼んでいることでも分かるように、急に腰を痛めた状態です。
ですから発症した時の対処としては、まずは安静にすることが大事で、安静にした状態で氷などにより痛みが出ている部分をしっかり冷やすことです。
足首などを捻って痛め時と同様に冷やすのが正解で、間違っても患部を温めることだけは避けるべきです。
温めてしまうと症状を悪化させてしまうことも考えられるので注意が必要です。
またお酒も控える必要があり、アルコールで神経がマヒし、痛みを感じる物質が血液中に出ているのに気付かず悪化させてしまう可能性があります。

発症した時に適切な対処をしているかどうかで、治り方や治るまでの期間も違ってくることを認識しておくことも大事です。
それから立てない・動けないなど状態が酷い場合には、病院などで痛み止めを打った方が良い場合もあります。

ぎっくり腰は癖になるとよく耳にしますが、癖になっているのではなくて、根本原因となる体の歪みが改善されていないため、体に繰り返し負担がかかるためです。

つまり、根本原因となる体の歪みを取り除くと、正しい体の使い方ができるようになって、腰に負担がかからなくなり再発することもなくなるのです。
体の歪みをとって体のケアを常日頃から心がけておけば、二度と辛い痛みを引き起こすことはなくなるもので、再発を心配する必要がなくなると言えるのです。


多くの方が悩まされている『頭痛』

2019-03-05 [記事URL]

近頃特に頭痛で悩まされている患者様が多くいらっしゃいます。
よく「頭痛はみてもらえるのですか?」とお問い合わせをいただくことが多いのですが、状態によっては改善にかなり期待ができます。
今回は意外と知られていない頭痛の特徴についてお話いたします。
今から説明する内容で当てはまることがあるようなら要注意!

●緊張型頭痛
いわゆる肩こり・首こりや目の疲れと併発して起こる事が多い頭痛です。また心身のストレスとも関係が深いです。

特徴
・同時に肩こりを感じる・頭を締め付けられている感じの痛みである・頭が重い感じがする・めまいを感じることもがある
・ストレスが増すと強くなる・休息すると軽くなる・仕事や日常生活に大きな支障はない・市販薬で改善する傾向がある

●偏頭痛
月に数回、毎週なるという場合が多い頭痛。さらに、緊張型頭痛と偏頭痛の両方を持つ混合型も多いとされています。

特徴
・女性に多い・遺伝性がある・最初の症状自覚は若い年齢時が多い(女性の場合は月経がある期間)・頭痛の発作には間隔がある
・月経前や月経中の女性の頭痛は、偏頭痛の可能性が高い・予兆として視野の異常や視覚の異常(星が見えるなど)
・頭の片側の痛みが多い(まれに両側性もある)・痛みの持続は数時間から数日間
・痛みはズキンズキンとした拍動性のあることが多い・吐き気を伴うことがある・仕事や日常生活に支障がある場合ある(寝込むなど)

●群発頭痛
偏頭痛より頭痛の回数が多く症状が重いのが特徴。

特徴
片頭痛に似た症状の他に、1日のうち決まった時間に頭痛が起きるのが特徴。
痛みが治まってもしばらくするとまた痛みが起こります。改善と再発を1日のうちに繰り返すのが特徴です。

少しでも当てはまる症状があるようでしたら早めの治療をお勧めいたします。


腰痛

2019-02-26 [記事URL]

こんにちは。
突然ですが、今回は腰痛について少しお話をします。

人間の背骨は、上の方から頚椎・胸椎・腰椎といった椎骨が上下につながって、さらに仙椎・尾骨につながっています。
そして椎骨は円柱形の椎体とアーチ状に伸びた椎弓からできていて、椎体の後面と椎弓の前面に囲まれた空間が脊柱管で、その間の中には神経が通っています。
また、椎体と椎体の間には椎間板というクッションの役目を果たしていますし、椎弓と椎弓は椎間関節という関節でつながっているのです。
背骨とその周辺の筋肉などが原因で腰痛が起こりますが、主に腰の部分にある5個の腰椎に異常が起きたことで発生します。
しかし、単純に腰椎と言えるわけではなくて、障害部位の違いによって特徴も違ってくるのです。
椎間板に異常があるとおじぎをして姿勢をもどす時の動作で痛みを感じますし、椎間関節に異常があると腰を後ろに反ったり捻ったりする動作で痛みを感じます。
また、筋肉に異常があると前屈みをするとはや腰の筋肉に力を入れた時に痛みを感じて、暖めたりさすったりすると痛みが和らぐのです。
それから神経に異常があると腰の痛みだけではなくて、脚の膝から下がしびれたり力が入りにくくなったりする症状を伴いますし、骨に異常があると体動時に強い痛がみられるのです。

痛みを起こす要因としては、侵害受容性疼痛・神経障害性疼痛・心因性疼痛の3つがって、腰痛も腰椎や周辺の筋肉・筋膜・靱帯・内臓などに異常がある侵害受容性があります。
また、心理的・社会的なストレスが原因で神経が障害を受けて正常に機能しなくなった時に起こる神経障害性もあります。
それから小さい痛みを強く感じたり、痛みの原因が治っても痛みだけが残ってしまったりする心理的影響で痛みを感じる心因性のものも存在するのです。
このように、単純に腰が痛いというだけでは表現ができないように、障害部位の違いによる痛みの特徴や痛みを抑えるメカニズムの違いがあるのです。

その為、原因がはっきりしない腰の痛みを指す非特異的というのが、腰の痛み全体の約85%を占めていると考えられます。
ただ、原因がはっきりしないといっても全く原因が不明やないというわけではなくて、レントゲンやMRIで検査しても原因を特定できないというだけです。
先に触れたような原因から発生していても、検査で診断できないと原因不明として片づけられて、非特異的な腰の痛みと診断されてしまうのです。

しかし、現実的に痛みという症状があるので、治療法としては消炎鎮痛薬の内服や湿布・塗り薬といった外用薬を使用して痛みを抑えます。
また、それと共に安静を保つことも必要ですが、できる限り日常生活の活動性を維持することが治療としては必要です。
心理的・社会的ストレスが要因になって引き起こされているような場合には、抗うつ薬や抗不安薬が使用されることもあります。
場合によっては、心療内科によるカウンセリングを受けたり、理学療法士や心理療法士による連携的治療としての認知行動療法を受けたりすることもあるのです。
決して腰痛を安易に考えるのではなくて、早い段階で治療する必要があると認識しておくことも必要です。


春節の交通事故治療強化月間実施中!

2019-02-12 [記事URL]

春節の交通事故治療強化月間実施中!

こんばんは、レリーフ整骨院の佐々木です。
出来れば避けたい交通事故ですが、自動車を利用する機会が多い今の世の中、被害に悩んでいる方も多くいらっしゃいます。
現在、交通事故被害による怪我でお悩みの方、
お近くにお悩みの方がいらっしゃいましたら、
是非宮城県岩沼市にあるレリーフ整骨院にご相談ください。

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◎怪我の緊急治療のご相談          ◎事故にあった時のご相談
◎事故の怪我が治らない時のご相談      ◎その他交通事故に関する全般のご相談

無料相談が可能です。お問い合わせはこちら
℡0223-36-7299

※キャンペーンは予告なく終了する場合があります。

●交通事故で病院に行ったが、検査しても「異常なし」と言われシップと飲み薬だけ出され、症状に不安がある。
●「様子を見ましょう」ばかりでリハビリもしてくれず、1カ月たってもいまだ痛む。
●色々調べてみたが交通事故治療についてよくわからない。
●保険会社との交渉が不安・わからない

◆レリーフ整骨院で治療を受けるための大まかな流れ

STEP.1 まずはお気軽に御相談ください
レリーフ整骨院へお電話でご連絡いただき、ご来院ください。

STEP.2 問診・状態のチェック
事故前には無かった痛みや不調を確認致します。

STEP.3 治療
痛み方は人それぞれなので、症状に合わせて手技療法を行います。
症状がしっかり改善するように治療させて頂きます。

STEP.4 今後に関する説明
現在のお身体の状態のご説明や、日常生活での注意事項。
理想的な通院の仕方等をアドバイスさせて頂きます。

STEP.5 施術終了・帰宅
レリーフ整骨院は、厚生労働省の許可を受けている為、交通事故患者様の負担金はありません。

無料相談が可能です。お問い合わせはこちら
℡0223-36-7299

仙台 白石 名取 角田 岩沼 蔵王 七ヶ宿 柴田 大河原 村田 柴田 川崎 伊具 丸森 亘理 山元


レリーフ冬の紹介祭り

2018-11-22 [記事URL]

こんにちは、近頃「親戚やご友人の方で痛みに悩んでいる方がいるので、レリーフ整骨院を紹介しても良いですか?」
というお問い合わせをいただく機会が増えています。

1人でも多くの患者様に楽になっていただきたい思いから、
この度『レリーフ冬の紹介祭り』を実施いたします。

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ご紹介を受けて初めてご来院の患者様
初診料¥2,980
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11月いっぱいまでの期間限定となります。

お問い合せはお電話でお願いします。
℡0223-36-7299
※お電話の際に「ブログをみた」とお伝えください。


交通事故治療強化月間継続中です

2018-10-26 [記事URL]

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現在のお身体の状態のご説明や、日常生活での注意事項。
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レリーフ整骨院は、厚生労働省の許可を受けている為、交通事故患者様の負担金はありません。

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秋の交通事故治療強化月間

2018-10-18 [記事URL]

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交通事故 むちうち でお悩みの皆さんへ

2018-10-11 [記事URL]

こんにちは、レリーフ整骨院の佐々木です。

当院では交通事故によるケガ・痛みに対して
自動車保険を使った治療が可能です。

その際の窓口金は0円!

交通事故による むちうちや、捻挫、打撲などの痛みがあれば早めに処置を行う事が重要です。
仕事が忙しくてなかなか治療に通えていない方も多くいらっしゃるとは思いますが
痛みが長引かないうちに、すぐにお電話ください!

当院の施術は、丁寧に問診を行い
お身体の状態をしっかりと把握したうえで施術を行います
身体が持っている 治癒力 を高め、早期回復を目指します

「あの時は大丈夫だったのに、今日になって首が痛くなってきた。」
「あれ?!今まで痛くなかったのに何だか腰が痛い。」 など、
事故による負傷は時間が経ってから痛みが出てくる場合があります。
気になる(不安な)箇所がある場合は絶対に放置しないでください!

〇 転院・病院との併用も可能です!

現在、他の医療機関を受診されていて、当院へ通院を希望の方は
保険担当の方へ
整骨院名 : レリーフ整骨院
電話番号 : 0223-36-7299
を伝えてください。


ルーズショルダーの解説・予防法 ~アウターマッスルばかり鍛えていませんか?~

2018-09-18 [記事URL]

こんにちは、レリーフ整骨院の佐々木です。
近頃、熱さも徐々に和らいできて、ようやく秋が近づいてきましたね。
涼しくなってくるとスポーツも盛んになるのか、野球少年の肩の痛みを見る機会が増えました。

肩のスポーツ障害で意外と知られていないものの中に『ルーズショルダー』と言われている疾患があります。
今回はそんなルーズショルダーの解説と予防方法についてです。

まず、スポーツをしていて肩に痛みを訴える方のほとんどはインナーマッスルが弱くなっていると言えます。

●ルーズショルダー(肩関節不安定症)
ルーズショルダーとは肩関節不安定症とも呼ばれ、その名の通り肩関節が緩く、不安定で外れやすい状態です。
特に野球選手や水泳選手、バドミントンなどで腕を大きく回す事の多いスポーツやラグビーや柔道などのボディコンタクトの多いスポーツで多く発症します。

●ルーズショルダーの症状
肩の動作時に痛みやだるさ、疲労感を感じます。
また腕を上げたり、振りかぶったりすると肩が抜けてしまいそうな感じや不安定さを感じることもあります。
時に腕にしびれを伴ったり、可動域に制限が出たりする事もあります。

●ルーズショルダーの原因
ルーズショルダーになる原因は大きく分けて以下に分けられます。
先天的(生まれつき)関節が柔らかく緩い場合
怪我や使い過ぎなどが原因で後天的に緩くなる場合
肩のアウターマッスルとインナーマッスルのバランスが崩れてしまって緩くなる場合

肩関節は他のどの関節よりも可動性に優れており、360°色々な方向に動かす事が可能な分あまり安定性に優れた関節ではありません。
まずは肩関節の構造について解説していきます。
肩の関節は元々「はまり」が浅い!
一般に肩と呼ばれる部位は肩甲骨と上腕骨で構成されている関節で肩甲上腕関節と呼びます。
肩甲骨がソケットの役割でそこに上腕骨がハマりこんでいる形となります。
このような形状の関節を球関節と呼びます。
人間の身体では股関節も球関節に含まれますが、肩と股関節ではソケットの大きさが違うのが特徴です。
股関節の骨盤の部分のソケットは大きく、大腿骨が深くハマる作りとなっています。
そのため、安定性に優れて滅多に外れる事はありません。
しかし肩関節のソケットは小さく浅い作りとなっています。
そのためハマりが浅く関節の構造自体が不安定な作りとなっているのです。
骨だけの構造では安定性に欠けるため、それを筋肉や靭帯が補強する形で安定性を得ているのです。
また関節唇と呼ばれる車止めのような役割を果たしている重要な組織や関節包と呼ばれる関節を包んでいる膜も安定性に関与します。
先天的に関節が緩い場合は、ソケットの役割をする肩甲骨側の関節窩に何らかの形成不全があり起こる事があります。
骨の形状が生まれつき浅かったり、骨がうまく成長せずに浅くなったりして不安定な状態です。
後天的になる場合は、転倒や強い衝撃など一回の強いストレスによって筋肉や靭帯、関節唇や関節包などが損傷を起こしてなる場合、オーバーユース(使いすぎ)により繰り返しかかるストレスによって組織が損傷を受けてなる場合の2パターンに分けられます。
靭帯や関節包の損傷の度合いによっては脱臼が繰り返し起こる事もあります。

※生まれつき関節が柔らかい人は要注意
身体が硬いと怪我をしやすいというのは多くの人が持っている認識かと思います。
となると身体が柔らかいに越した事はない!という認識になるかと思いますが、実は柔らかすぎるのも怪我を起こしやすいのです。柔らかすぎる傾向の人は関節が緩くなっている可能性が高いです。関節が柔らかすぎると、靭帯など関節を守っている組織が伸びる許容範囲を超えて動かされるため損傷を起こしやすくなります。

●ルーズショルダーとインナーマッスル
肩の筋肉は表層にあるアウターマッスルと深層にあるインナーマッスルとにわけられます。
大胸筋や広背筋などの大きく表面にある筋肉はアウターマッスルに含まれます。
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋は回旋筋腱板またはローテーターカフとも呼ばれインナーマッスルに含まれます。
肩が安定して動くためにはこのアウターマッスルとインナーマッスルとのバランスが非常に大事になります。
アウターマッスルは主に腕の大きな運動を引き起こし、強い力を発揮します。
逆にインナーマッスルは大きな運動や強い力は発揮しませんが、上腕骨(腕の骨)を肩甲骨に近づけて安定させる、骨の位置を微調整する役割があります。
このアウターマッスルが過剰に働き、インナーマッスルの働きが弱いと肩が不安定となりやすくなります。
ルーズショルダーの人はインナーマッスルの働きが十分でない事がほとんどです。
一般に行われている重たいダンベルを持った運動やジムにあるベンチプレスなどはアウターマッスルを過剰に使う筋力トレーニングであるため、やり過ぎに注意が必要です。

〇ルーズショルダーには肩甲骨の安定が不可欠
先ほど説明したインナーマッスルの棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋を見ると全て肩甲骨から上腕骨についています。
このインナーマッスルが効率よく働くためには肩甲骨が安定している事が必要条件です。
肩甲骨は肋骨に囲まれた胸郭という部分の上に浮かんでいるようにあり、筋肉によって固定されています。
よって肩甲骨を支えている筋肉が弱ると肩甲骨が不安定となり、インナーマッスルの筋力も十分に発揮されません。
また最近はスマホやタブレットの普及で、猫背で下を向く時間が長い人が増えています。
そうすると頭が背骨より前に出ていて、猫背となり肩甲骨が外に開いた姿勢となっている事を多く見かけます。
すると肩甲骨を支えている僧帽筋という筋肉が働きにくくなり、結果的にインナーマッスルの機能の低下と繋がります。
つまりインナーマッスルを効率よく働かせるためには肩甲骨や背骨の動きも大切なのです。

よくみさせてもらう方の中には、筋トレをガンガンして一見ムキムキだが、インナーマッスルは全然トレーニングできていないためバランスが悪くなりケガをしやすい、パフォーマンスが全然向上しない、むしろ動きが鈍い方も多くいます。
そんな方はスポーツするための体ができていない状態なのでトレーニングから見直す必要があります。

インナーマッスルのトレーニング方法についての指導も行っているのでお気軽にお問い合わせください。


腰痛の原因は実はたくさんあるのです その②

2018-09-10 [記事URL]

こんにちは、レリーフ整骨院の佐々木です。
今回も前回に引き続き、多くの日本人が悩まされている腰痛の原因についてお話します。

腰痛の主な原因
腰痛の原因となりうる障害や病気は非常に数多く存在しますが、大きく4種類に分けることができます。
「1.腰の骨や筋肉といった組織の損傷」「2.神経障害」「3.ストレスや鬱などの心理的な要因」「4.内臓の病気」のそれぞれについて、具体的にどういった病気や障害があるのか、症状や原因の概要と共に一覧表示します。

今回は「3.ストレスや鬱などの心理的な要因」「4.内臓の病気」についてです。

原因3.「ストレス、不安、鬱(うつ)などの精神的・心理的要因」
近年まで、腰痛とは腰の骨や椎間板、神経などの損傷・異常によって起こるものだと考えられていました。
しかしその後の研究によって、腰痛の原因はもっと多様で複雑なものであり、さらに原因不明の腰痛の多くには、多かれ少なかれ精神的ストレスなどの心の問題が関わっていることが判明しています。
こうした腰痛は心因性腰痛症と呼ばれ、ストレスの多い現代社会において多く見られるようになりました。
ストレスや悩みといった心労が重なると、自律神経などの体の痛みを制御するシステムに異常が生じて、通常では感じられない痛みを感じたり、弱い痛みを何倍にも強く感じるようになります。ストレスが解消されない限り腰痛が完治しないため、「慢性的な腰痛」には精神的・心理的な要因が関わっているケースが多く見受けられます。

◆心因性腰痛症
精神的ストレスが原因となって起こる腰痛
【主な症状・特徴】
•検査をしても骨や筋肉などに異常がないことが多い
•一般的な腰痛の治療でも良くならない(鎮痛剤も効きにくく、手術をしても治らない)
•慢性腰痛に多くみられる(ストレスが解消されない限り痛みがいつまでも続く)
•痛む箇所、痛み方、痛みの大きさが日によって変わる
•姿勢や動作に関係なく痛む
•嫌なことを始める前など、ストレスが大きくなる時に痛み始めたり痛みが大きくなる
•一度良くなってもすぐに腰痛が再発する

原因4.「内科的疾患(内臓の病気)」

消化器系の臓器

胃、肝臓、腎臓、子宮などの内蔵器官の病気の中には、症状の一つとして腰痛が生じるものがあります。
一見、腰とは関係のない箇所の障害で腰痛が発生するのは、臓器周辺に発生した痛みが腰にまで響いたり(放散痛)、ある部位の痛みを別の部位の痛みと脳が勘違いしたり(関連痛)、病巣が腰の近くの組織まで広がって痛みをもたらしたりするためです。
内科的疾患は専門的な検査を受けなければ判断できないものばかりです。直接的な原因がわからない腰痛がある場合は、必ず専門医の診断を受け、原因となっている病気の治療を行わなければなりません。

内臓の病気による腰痛の特徴(例)
•安静にしていても痛む。更にどんな姿勢をとっても痛みが楽にならないことが多い
※骨、筋肉、神経などが原因の場合は、動かずに横になっていれば痛みが和らぐことが多い
•夜間、就寝中でも痛む
•腰痛以外に、発熱、寒け、吐き気・嘔吐、だるさ、腹痛、排尿や排便の異常といった内科的症状がある
•1週間以上たっても痛みが全く軽くならない。もしくは徐々にひどくなる
•食事に関連して痛みが発生したり強まったりする(空腹時や食後に傷んだり、食事中は和らぐなど)
•排便や排尿の障害が見られる(排尿時の痛みや血尿など)
•月経(生理)に関連して痛みが強まる
内科的疾患が原因の腰痛は全体の1%ほどです。しかし病気の種類によっては見逃したら命取りになることもあります。腰痛のほかに上記のような症状が見られる場合は、すみやかに医療機関で診察を受けるようにしましょう。

腰痛を引き起こす内臓系の病気
1.消化器系の病気
胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃がん、胃下垂、肝硬変、肝臓がん、膵炎、膵臓がん、胆嚢炎、胆石症、大腸がん
2.泌尿器系の病気
尿路結石、腎盂腎炎、腎周囲炎、水腎症、腎梗塞、単純性腎嚢胞、腎静脈血栓症、腎下垂
3.婦人系の病気
子宮内膜症、子宮筋腫・子宮ポリープ、子宮がん、子宮頸管炎、月経痛(月経困難症・月経前症候群)、月経不順、更年期障害
4.血管系の病気
腹部大動脈瘤
4-1.消化器系の病気
◆胃潰瘍(いかいよう)・十二指腸潰瘍
胃や十二指腸の粘膜が溶けてえぐられたような状態(潰瘍)になる病気
【主な症状・特徴】
•空腹時や食後の腹痛(食事中は痛みが軽くなる)
•背中から腰にかけての痛み(体の左側が傷みやすい)
•40~50歳代に多く、十二指腸潰瘍は30歳代以下に発症しやすい
【主な原因】
•ピロリ菌感染が原因であることが多い。そのほか精神的ストレス、胃液の過剰分泌、ステロイド剤や抗がん剤などの薬物も要因

◆胃がん
胃に発生する悪性腫瘍
【主な症状・特徴】
•空腹時や食後の腹痛(みぞおちあたりが鈍く痛む)。悪化すると食事に関係なく痛む
•お腹の張り、胃もたれ、胸焼け、ゲップ、吐き気
•50~60歳代が患者の約60%を占め、高齢者ほど発症しやすい
【主な原因】
•不規則な食生活、早食い、食べ過ぎ、塩分や脂肪分の摂り過ぎ、熱すぎる飲食物の摂り過ぎ、米飯の食べ過ぎ、焦げた食物、過度の飲酒・喫煙などが危険因子とされる

◆胃下垂(いかすい)
胃の下の部分が正常な位置よりも垂れ下がっている状態
【主な症状・特徴】
•食後の胃もたれ、げっぷ、吐き気・嘔吐、食欲不振や肌荒れ
•食後に下っ腹が膨らむ、お腹の張り
【主な原因】
•胃の周りの脂肪が少ない、腹筋・背筋が弱い(やせ型で長身の人に多く見られる)
精神的ストレスや疲労、暴飲暴食など、胃の消化を悪くする要因が加わると発症しやすい

◆肝硬変(かんこうへん)
肝臓に炎症が起きた部分の細胞が壊れて硬くなり肝臓の機能が低下した状態
【主な症状・特徴】
•お腹がカエルのようにふくらむ(腹水)
•下半身の”むくみ”や”けいれん”
•眼の白目部分や皮膚が黄色くくすむ(黄疸)
【主な原因】
•肝臓の炎症(肝炎)が長期間続いて肝硬変へ進行するケースが多い。肝硬変になるまで20~30年かかるため高齢者に多くみられる。肝炎はC型肝炎ウイルスの感染や過度の飲酒などで起こる

◆肝臓がん
肝臓に発生する悪性腫瘍
【主な症状・特徴】
•お腹の右上の痛みやしこり ・背中や腰の右側の痛み
【主な原因】
•肝炎(肝臓の炎症)→肝硬変→肝臓がんと症状が悪化して発症する「原発性肝がん」と、他の臓器にできたがんが転移した「転位線肝がん」がある。

◆膵炎(すいえん)
膵臓から分泌される消化酵素によって膵臓自体が消化されて炎症を起こす病気
【主な症状・特徴】
•みぞおちから左わき腹にかけての急な激痛。左肩や左背中まで響くことが多く、時には胸や腰にまで及ぶ。痛みは食事をすると強まり、絶食すると軽くなる。また前かがみになると和らぐ傾向がある
【主な原因】
•アルコールや胆石が原因のものが全体の約2/3を占める。体調が悪い時のお酒や脂肪の多い食事のとりすぎがきっかけで起こる

◆膵臓(すいぞう)がん
膵臓にできる悪性腫瘍
【主な症状・特徴】
•みぞおちから左わき腹にかけての痛み
•高齢者ほど多く発症する
【主な原因】
•詳しい原因は不明。「飲酒・喫煙の習慣」、「肉(脂肪)をたくさん食べる」、「慢性膵炎、胆石症、糖尿病などの病気」が危険因子と考えられる

◆胆嚢炎(たんのうえん)
胆嚢が細菌に感染して炎症を起こした状態
【主な症状・特徴】
•食事後の”みぞおち”から右わき腹にかけての急な激痛。痛みは右肩や右背中まで響くことが多く、時には胸や腰にまで及ぶ
•38℃以上の高熱、寒気、吐き気、嘔吐
【主な原因】
•主に胆嚢内に石(胆石)ができて細菌が増殖して起こる。石は、食べ過ぎ、脂肪の摂り過ぎ、肥満、ストレス、不摂生、体質などが原因でできることが多い

◆胆石症(たんせきしょう)
胆のうや胆管内に石(胆石)ができる病気
【主な症状・特徴】
•食事後の”みぞおち”から右わき腹にかけての急な激痛。痛みは右肩や右背中まで響くことが多く、時には胸や腰にまで及ぶ
•お腹の張り、発熱、吐き気、疲れやだるさ、眼や皮膚が黄色っぽくくすんだり濃い茶色の尿が出る(黄疸)、白い便など
【主な原因】
•食べ過ぎ、脂肪の摂り過ぎ、肥満、ストレス、不摂生、体質などが原因でできる事が多い

◆大腸がん(結腸がん・直腸がん)
大腸に発生する悪性腫瘍
【主な症状・特徴】
•血便が出る(肛門からの出血や、血が混じった赤黒い便など)。痔(ぢ)の症状とよく似ていて間違えやすい
•高齢になるほど発症しやすく、特に60歳代から70歳代で多く発見される
【主な原因】
•高たんぱく・高脂肪・高カロリーの食事が大きく影響すると考えられる。飲酒・喫煙、肥満、遺伝、ストレス、大腸の病気、乳がん、子宮がん、卵巣がんなども発症率を高める

4-2.泌尿器系の病気
◆尿路結石(腎結石・尿管結石・膀胱結石・尿道結石)
尿の通り道に石(結石)ができる病気
【主な症状・特徴】
•背中からわき腹にかけての激しい痛み(鈍い痛みだけのこともある)
•冷や汗、吐き気、嘔吐
•尿の異常(血尿が出る、尿の回数が増える、排尿時の痛み、尿が出にくい、残尿感など)
•男性の発症率が高く、30~50歳代に多い
【主な原因】
•尿路の異常などで尿の流れが悪くなったり、水分不足などで尿のカルシウムの濃度が高まると石ができやすくなる

◆腎盂腎炎(じんうじんえん)
腎臓が細菌に感染して炎症を起こした状態
【主な症状・特徴】
•わき腹や腰の鈍い痛み
•おしっこの回数が増えたり(頻尿)、排尿痛や残尿感がある
•高熱、悪寒、ふるえ、だるさなど、かぜによく似た症状がでる
【主な原因】
•膀胱の中の細菌が、尿をするたびに腎臓へ向けて逆流して感染する(膀胱炎、尿道の結石、前立腺肥大、尿道狭窄などの病気で生じやすい)

◆腎周囲炎
腎臓やその周りの組織が細菌に感染し、炎症を起こして腫れ上がる病気
【主な症状・特徴】
•腎臓付近(わき腹あたり)の強い痛み ・発熱
【主な原因】
•腎盂腎炎など、腎臓の細菌感染が見られる病気の影響。細菌で化膿した部位から膿が血液に混じって運ばれてくる場合もある

◆水腎症(すいじんしょう)
腎臓に尿がたまる病気
【主な症状・特徴】
•背中やわき腹から腰、下っ腹にかけての痛み
【主な原因】
•尿路の形の異常、結石、病気による尿路の炎症などが原因で、尿の流れが悪くなることで生じる。妊婦に発症することもある

◆腎梗塞(じんこうそく)
腎臓の動脈がふさがって血液が流れなくなり、腎臓の一部または全部が壊死してしまう病気
【主な症状・特徴】
•腰から背中にかけての痛み ・血尿や尿の量の減少
【主な原因】
•心臓の病気や不整脈によってできた血栓(血の塊)が、血管内を流れて腎動脈につまる。動脈硬化も危険因子

◆単純性腎嚢胞
腎臓に1個~数個の「嚢胞」と呼ばれる液体の入った袋ができる病気
【主な症状・特徴】
•腰やわき腹の痛み、高血圧、血尿
【主な原因】
•原因不明。歳をとるほどできやすくなり、50歳以上の人の約半数に見られる

◆腎静脈血栓症
腎臓の静脈に血の塊(血栓)ができて血液の流れが悪くなったり血管が詰まってしまう病気
【主な症状・特徴】
•尿の異常(尿の量が少ない、全く出ない、血尿やたんぱく尿など)
•腰や背中の痛み、発熱
【主な原因】
•血液が固まりやすくなる「ネフローゼ症候群」、血液の病気、病気による血管の障害、動脈硬化など

◆腎下垂(遊走腎)
腎臓が本来あるべき場所よりも下に移動してしまっている状態
【主な症状・特徴】
•腰やわき腹の鈍い痛み(横になると和らぐ)
•胃のむかつき、食欲不振、吐き気
•尿の異常(血尿やたんぱく尿がでる、尿があまり出ない、出にくい)
【主な原因】
•腎臓の周りの脂肪が少ない、腎臓につながる尿管や血管が生まれつき異常に長い、腹筋・背筋が弱い(やせた女性に多く見られる)など

4-3.婦人系の病気1(子宮の病気)
◆子宮内膜症
子宮の内側にできる膜「子宮内膜」が、子宮以外の場所にもできる病気
【主な症状・特徴】
•とても強い月経痛(生理痛)。下腹部や腰が激しく痛み、頭痛や吐き気、のぼせ、むくみ、貧血などを伴う
•30~40歳代の女性に多くみられ、不妊症の原因になることもある
【主な原因】
•詳しい原因は不明。月経時に子宮内膜の組織が混じった血の一部が逆流して起こると考えられる

◆子宮筋腫・子宮ポリープ
子宮内部にできる良性の腫瘍
【主な症状・特徴】
•生理期間外の性器からの出血(不正出血)
•生理時の出血量が異常に多い(過多月経)
•30~40歳代の女性に多くみられる
【主な原因】
•詳しい原因は不明。女性ホルモン「エストロゲン」が関係しているとみられる

◆子宮がん(子宮頸がん・子宮体がん)
子宮にできる悪性腫瘍(がん)
【主な症状・特徴】
•月経期間外の性器からの出血(不正出血)
•セックス中の性器からの出血  ・貧血 
•おりものの異常(量が増える、臭う、血が混じるなど)
•子宮頸がんは20~30代の若い世代で増加しており、子宮体がんは50~60歳代の閉経後の女性に多い
【主な原因】
•子宮頸がんはウイルス感染によるものが多く、性行為によって感染する。子宮体がんは女性ホルモン「エストロゲン」が長期間分泌されると発症しやすい

◆子宮頸管炎
子宮の出入口の細菌感染で炎症が発生する病気
【主な症状・特徴】
•おりものが増える(白またはやや黄色い)
•激しい腹痛や腰痛
【主な原因】
•膣の炎症が子宮頸管にまで広がるケースや、性交時、出産時、妊娠中絶手術時などに傷口から細菌感染

4-3.婦人系の病気2(月経・生理関連)
女性の場合、「月経(生理)中」や、月経が終わる50歳前後の「更年期」は、女性ホルモンのバランスが大きく変化します。その影響で心と体に様々な不快症状が現れます。腰痛もよく見られる症状の一つです。
◆月経痛(生理痛)・月経困難症・月経前症候群
月経時に起こる様々な不快症状
【主な症状・特徴】
•頭痛、腹痛(胃痛)、腰痛、肩こり、乳房の張りと痛み
•むくみ、冷え、めまい、のぼせ、貧血、吐き気、嘔吐、便秘、下痢
•イライラ、憂うつ、焦燥感、怒りっぽい、集中力の低下(注意力散慢)、情緒不安定
【主な原因】
•月経(生理)が始まって女性ホルモンの分泌が増えたりホルモンバランスが変化するため。更に疲れやストレスが重なると症状が悪化する

◆月経不順(生理不順)
月経に様々な異常が生じるもの
【主な症状・特徴】
•「月経周期」や「月経の続く期間」が極端に短い、または長い
•月経時の性器からの出血が極端に少ない、または多い
【主な原因】
•体内の女性ホルモンのバランスが崩れることで起こる。月経が始まる時期(思春期)や終わる時期(更年期)、疲れやストレスがたまっている時などにバランスが乱れやすい

◆更年期障害
50歳前後で月経が終わる「更年期」を迎えると、女性ホルモンの変化で心身につらい症状がでる
【主な症状・特徴】
•頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、腰痛、動悸、肌荒れ、肌のほてり、むくみ、のぼせ、発汗、手足の冷え
•イライラ、気分の落ち込み、不安感、不眠、蟻走感
•生理がこない、生理が遅れる、生理周期が不安定になるなどの「月経異常(月経不順)」
•月経の終わる「閉経」を迎えた50歳前後の女性に起こるが、疲れやストレスによって20~30歳代の若い女性にも見られる(若年性更年期障害)
【主な原因】
•閉経後の更年期(50歳前後)の女性ホルモンの減少

4-4.血管系の病気
◆腹部大動脈瘤
腹部の大動脈の一部がふくらんで瘤(こぶ)のようになる病気
【主な症状・特徴】
•腰から背中にかけての痛み
•50~60歳前後の中高年の男性に多い
【主な原因】
•大半は動脈硬化が元で起こる。動脈硬化の主な原因は、コレステロール値や中性脂肪値が高い、糖尿病、高血圧、高脂血症、運動不足、ストレス、肥満、喫煙、加齢など

内臓の病気による腰痛は、専門医による治療が必須になる場合がほとんどですので、以上の症状で気になるものがある方は早期に専門医に相談するようにしましょう。


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